Classici giapponesi con furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate
お前を頼んで見ようてんで、この下に馬車あ待たしてあるんだ。
金吾 へえ、すぐこれからか?
壮六 うん、頼まれてくれ。清里の方へ出て、あれから小淵沢へ抜けるか長坂へ下るか、都合で明日までかかるかもしれんが、日当はちゃんと出して下さる模様だ。俺あどうせ、落窪にちょっくら用があるからな、そこまで一緒に連れなって行って、直ぐ試験所へ戻らざならねえ。
金吾 困るなあ。もうへえ、あと二日もやれば、ここの仕事はおえるとこだからな。
壮六 いいだねえか、地面がお前、飛んで逃げて行きやしめえ、頼まれてくんなよ。それが俺の考えたなあ、お前は行く行く、この奥で百姓する男だ。そんな偉いしが別荘建てたりするのと知ってれば、又なんか都合の良え事もあらずかと思ってよ。
金吾 うん、そりゃそうかもしれんが……んでも、そんな東京のしなんずと口いきくの窮屈で俺あ、ごめんだなあ。
壮六 ハハ、なあによ、どうであんな衆から見りゃ、ここらの俺たちなんぞ、熊かなんかと同じもんずら。挨拶のしよう一つ知らなくても、かまうもんかよ。さあさ、行くべし、行くべし!
金吾 そうかあ。んでも、このマン鍬、かたずけて――