Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しげき「すいせんともくぎょ」

三好十郎の仕事 別巻

三好 十郎

Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate

Aozora Bunko

金吾という奴が、ご存じの悪気はねえ奴でがすけど、何しろ一徹でがして。とにかく、こんなことでやっさもっさやってると、今にどんなことが起きるかわかりやせん。この御時世にそれじゃ申し訳がねえので、金吾には俺から、よくそう言って、ちっとは折合いをつけさせようと、そう思いやしてね。実は金吾があすこの山を開拓するについて反対してると言うのが、あの別荘から山林、名儀は金吾のものにずっとなっていやすけどね、本人はやっぱし黒田様から預っている料見でいやすんで。

林 なんせ実行組合の方では、今日明日にでも組合の決議をして、明日が日からでも開墾の鍬入れをしようと息まいているだから、下手をすると力づくの争いが起きかねない。どうもこんなことになるというのが、金吾君が、せっせと百姓をして、ああやって人の手をつけねえ奥地で立派な水田持ちになったのを、黒田さんとの関係が出来たからだと、みんな見るだなあ。羨しがって、焼もち半分に、憎んでいた。そこへこうやって供出々々ということになって、金吾君は黙ってドシドシ割当以上の供出をやるしな。左様さ、どうで金吾君の供出も、落窪の供出全体の率になることだから喜んで居りゃええのに、あふられちゃってハタが迷惑だと思う。