Classici giapponesi con furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate
な! そういう事をやってええのかお妻さん、返答しろ!
お妻 そんな事、わしに言ったとて、困りやすよ。
外の道を一二の村人が通る。「お晩でやす」「お疲れさんで……」などの声。
壮六 (靴音をさせて近づいて来て)おお、喜助棟梁、こんな所でどうしたんだ。
喜助 ああ壮六かよ。なあに、金吾のことでな、今落窪の実行組合の世話役を一人ひっぱたいて来たとこだ。あんまり話がわからねえんで。
壮六 ひっぱたいた? そんなムチャな――いや、後で話さあ。こいからお前どうする? 俺あこれから金吾んちへ行くが?
喜助 じゃ俺も一緒に行くか。金吾んちで一杯のみなおしだ。ちしょうめ!
壮六 ……(金を出してそこに置いて)おかみさん、おやかましう。代はここに。さ、棟梁! 大丈夫かよ?
喜助 なあに!
お妻 そりゃどうも。だいぶ呑んでるで気をつけてな。
「お晩でやんす!」と言って通り過ぎて行く少女。
音楽(信州のテーマ、静かな)
遠くでフクロウの鳴声。
いろりばたで、めしを食い終えた茶碗や箸の音がして。
金吾 壮六、もう汁はいいかい? まだあるぞ。
壮六 いや、俺あもうたくさんだ。喜助棟梁が目えさましたら食わしてやれ。