Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
Leggi 大菩薩峠13 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 349.705 caratteri · 678 schermate
道庵は、米友にさえ聞かすことを憚り怖れていたが、その内容を素っぱ抜いてみると、それは安直と金十郎から来た果し状で、その文句には、
「道庵ノ十罪ヲ数ヘテ、之ヲ斬ルベキコト」
その理由とするところの大要を言ってみると、第一、今度、我々が名古屋へ来て華々しき興行をしようとしたのが、突然、中止命令を受けたというのは、これは道庵の密告が因を為しているにきまっている――
次に、道庵が長者町へ開業しても吾々へ渡りをつけずに十八文で売り出したために、同業者が非常に迷惑をしていること、且つまた、道庵が日頃、傲慢無礼にして、人を人とも思わず、我々をつかまえて三ぴんだの、折助だの、口汚なく罵るのみならず、我々の先棒となっている安直先生をつかまえて、ラッキョ、ラッキョ、ラッキョの味噌漬なんぞと聞くに堪えない雑言を吐く、道庵自身は相当の実入りがあるのに子分を憐まず、ためにデモ倉やプロ亀の反逆を来たしたことの卑吝慳貪を並べ、そのくせ、自分はいっぱし仁術めかして聖人気取りでいるが、今度の道中なんぞも、従者の目をかすめて宿場女郎を買い、或いは飯盛に戯れる等の罪悪数うるに遑がない、この上もない偽仁術聖人である。