Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ゆうれいとう

幽霊塔

黒岩 涙香

Leggi 幽霊塔 (ゆうれいとう) di 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 266.479 caratteri · 532 schermate

Aozora Bunko

事も出来得るで有った者を、儘ならぬ浮世とは此の事だろう、併し未だ石の戸の関所が有る、此の関所は真逆に冥護では動くまいと思って居ると、秀子は説明す様に「アノ緑盤は重い此の戸に引かれて居ますから動かす事は出来ませんが此の戸を動かしさえすれば緑盤は自然に開きます」と云い、更に壁を検めて「確か図※(「竹かんむり/(金+碌のつくり)」、第3水準1-89-79)に由ると此の辺に、戸の凸点を遮って居る壁の障子を外す穴が有る筈です、内部からは何うにも仕様がなく、唯十一時を待つ一方ですが、茲からならば何時でも開かれましょう、此の一事を見ても先祖朝秀卿の行き届いた苦心が分ります」とて、暫し壁を探って居て「アア有りました、サア」と云い石の戸を開けて了った。

余り苦もなく開いたのに聊か呆気に取られる心地はしたが、最早機械室の中へ這入らぬ訳に行かぬ、這入って見ると成ほど緑盤も開いて居る、秀子は先ず余に緑盤の所を潜らせ、後で時計の機械を何うかして居る様で有ったが間もなく其の身も潜って出た、出ると直ちに石の戸も、之に引かれて居る緑盤も塞がった、余と秀子は余の居室の真上に当る