Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ゆうれいとう

幽霊塔

黒岩 涙香

Leggi 幽霊塔 (ゆうれいとう) di 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 266.479 caratteri · 532 schermate

Aozora Bunko

と問うた。余はお浦が根西夫人と共に外国へ行った一部始終を告げ、且は余とお浦との間の許婚も取り消しに成った事を話した、叔父は真面目に「己もお浦を彼の様に恐ろしい心とは思わず其の方と夫婦にしたら好かろうと其の様に計ったが、今では其の約束の解けるのは当然で有る、其の代り其の方には更に立派な許婚が出来るだろう」と様子ありげに云うた、何でも立派な許婚とは確かに秀子を指して居るらしい、余は襟元がゾクゾクした。

話の漸く終る所へ、取り次の者が来て、異様な風体の子供が余に面会を求めて居ると伝えた、或いは慈善を乞う乞食の子ででも有ろうかと思い、余は叔父の前を退いて直ぐに玄関へ出て見ると成るほど十五六歳に見える穢い子供が立って居て、卒然と一枚の田舎新聞を出し「此の広告に在る電報を人に頼まれて掛けたのは私ですが、頼み主を白状すれば幾等お銭呉れるのです」と、憎いほど露出しに問い掛けた、余は今以て、余の叔父を幽霊塔の近辺へ誘き出した彼の贋電報の作者が誰で有るかと怪しんで居る事ゆえ、聊か喜び、先ず子供の身姿を見て、是ならば充分と思う値を附け「三磅遣るよ」