Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
うきふね
文豪怪談傑作選・特別篇 鏡花百物語集
泉 鏡花
Leggi 文豪怪談傑作選・特別篇 鏡花百物語集 (うきふね) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 32.938 caratteri · 67 schermate
十一
まあ、顔が真蒼、と思うと、小雪さんは熟と沖を凝視めました、――其処に――貴方のお頭と、真白な肩のあたりが視えましたよ。
近所を漕いだ屋根舟の揺れた事!
貴方は泳いで在らしったんです。
真裸の男まじりに、三四人、私の知った芸者たちも五六人、ばらばらと浜へ駈けて出る。中には舫った船に乗って、両手を挙げて、呼んだ方もござんした、が、最うその時は波の下で、小雪さんの髪が乱れる、と思う。海の空に、珠の簪の影かしら、晃々一ツ星が見えました。」
十一
「その裸体なのは別荘の爺やさんでございましたってね。」
「さよう治平と云う風呂番です。」と言いながら、巽の面は面の如く瞳が据った。
灯なき御神燈は、暮迫る土間の上に、無紋の白張に髣髴する。
「爺さんが海へ飛込んで、鉛の水を掻くように、足掻いて、波を分けて追掛けましたわね。
丁ど沖から一波立てて、貴方が泳返しておいでなさいます――
あとで、貴方がお話しなすッたって……あの、承りましたには、仰向けに成って、浪の下の小雪さんが、……嘸ぞ苦しかったでしょう、乳を透して絽の紅い、其処の水が桃色に薄りと搦んでいる、胸を細く、両手で軽く襟を取って、披けそうにしていたのが、貴方がその傍にお寄りなさいました煽りに、すっと立って、髷に水をかぶっていて、貴方の胸へ前髪をぐっちょり、着けました時、あの