Classici giapponesi con furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
「ほ。……山にご法話の会があるのですか」
「はい。時刻におくれると、羅真人さまのお話が聞けませぬ。それでついわしも心が急ぎましてな」
「オ、また一碗、麺ができて来ましたよ。さあさあ、おさきにお喰りください。して何ですか、そのお山というのは」
「この薊州郊外から四十五里、九宮県の二仙山というお山の麓でしてな」
「真人がいらっしゃるほどなら、ほかのお弟子の道人たちもたくさんいるのでございましょうな」
「おりますとも、なんといっても、真人さまは、諸道人のうちでも、いちばん修行を積み、位も一段高いお方ですな」
「もしや、公孫勝という道人を、そこでご存知はありますまいか」
「あああの、おふくろ様と一つの庵に住んでござらっしゃる公孫一清さんなら、わしが家のつい近所じゃが」
「えっ、ご近所なので」
まさにこれ、何かのひき合せと、戴宗は雀躍りしたいばかりだった。なお仔細に道をたずね、老人には厚く謝して、いちど旅籠へひっかえした。そして身拵えをあらためるやいな、四十五里を神行法の一ときに馳けて、まもなく九宮県から五里の奥に二仙山とよぶ幽境を目に見ていた。
羅真人の仙術、人間たちの業を説くこと