Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
按ずるに、火の原因は、昼、初春の宴に、たくさんな花籃が持ち込まれており、上には、蝶花の祭り簪がたくさん挿してあったが、籃の底には、硫黄、焔硝末、火薬玉などが、しこたま潜めてあったのではあるまいか。
そして、これを繞ッて、余興を見せたのは、掀雲社(遊芸人のクラブ)の連中だったが、中には地方芸人も交じっており、たとえば、解珍、解宝、鉄叫子の楽和といったような人物が、そのうちに紛れ込んでいなかったとは限らない。
かつは、方術師の公孫勝がいるし、火薬の智識にかけては凌振もいる。それに、蚤の時遷も、得意の忍びを用いて、あれから後、城の天主へ忍び入っていたかもしれない。
いずれにせよ、こんどの元宵節を機して、梁山泊の輩が、その一芸一能と変幻出没な化身のもとに、上下、あらゆる面の人中へ浸々と紛れ入っていたには相違なく、北京城頭の三層楼にあがった炎は、その目的行動の合図をなす第一火だったものであろう。
これを望み見るや、城外の闇の遠くにあって、鳴りをひそめていた梁山泊軍は一せいに、鼓を打ち、声を合せて、野を馳け出した。
第一隊、豹子頭の林冲。馬麟。
第二、飛。孫立。