Classici giapponesi con furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
しかし、営内から旗門のそとでは、ごうごうたる不平と抗議の呶罵だった。
「宋司令。没羽箭を渡し給え。ずたずたにしてくれねば腹がいえん!」
と、わめくのである。
頭を繃帯している花和尚、片目をつぶされた劉唐。そのほか、生け捕るために、傷を負ッたり、またクタクタに骨を折らせられた連中だ。無理はない。
だが、宋江は叱って言った。
「君らは自分以上な者を敬うことを知らないのか。思うに、天星が相会する重大な機運が来ているものと思う。諸君の望むわたくしの成敗などはゆるされない」
すでに、張清も観念の色だった。彼も、東平東昌二府の奉行、程万里の悪行には、ひそかな同情を人民によせ、決して官途に安んじていたのではなかったのである。
「ですが、東昌府には惜しい人間がひとり残っています。なろうことなら、その者も共に、梁山泊へひきとっていただけますまいか」
張清は、推薦して措かなかった。
訊けば。
姓は二字の皇甫、名は端。
年ひさしく府城の馬寮に勤めてきた実直なる馬医師であるという。
「本来は幽州の生れで、ひげは、黄色く、眼は碧く、どうみても西蕃人そっくりなので、あだ名も紫伯といわれています。