Classici giapponesi con furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
これは名医安道全が山にいたおかげだった。
“美玉滅斑”という道全の外科手術と神薬でいつか人目にはわからぬほど巧みに消されていたのである。
宋江と柴進とは一見、非役の地方官吏のような服装して泊っていたが、万寿門の外の旅籠で一夜を過ごしたあくる日のこと、
「宋先生、万一があってはいけません。てまえがまず燕青一人だけ連れて入城し、あなたは明十四日の晩、元宵節の人出にまぎれてお入りになってはどうでしょう」
と、柴進が言い、宋江もまた、
「そう願いたい」
となったので、柴進は燕青とふたりだけで、まずその日、ひと足先に、帝都東京の街中へ下見に入った。
州は水と号し、府を開封とよぶ。
黄河の上流にあたり、渭水の下流に位置し、旧き呉や楚の国と隣りあい、遠くは斉と魯の境につらなる水陸の要衝だった。――山河の景勝はいうまでもなく、郊外千里に霞む起伏の丘を四方に、古都の宮城は朝映え夕映えの色にかがやき、禁門の柳、官衙の紫閣、大路小路、さらに屋根の海をなす万戸の庶民街にいたるまで、さすが宋朝の古き文化の色や匂いは、道を行く婦女の姿の一つにもわかる。
「燕青、ひとつ、どこかで休もうか」