Classici giapponesi con furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
「おや、史進と穆弘じゃないか。こんな人中の大道で」
宋江は舌打ちをならし、柴進はかけ出して、
「おい、ご機嫌になるのも、程にしろ」
と、二人の肩をどやして、たしなめた。
二人は恐縮して、あとに尾いて、旅籠へ帰った。ところが留守のうちに一人部屋へ入ってふて寝をしていた奴がある。こんどの行に洩れた黒旋風の李逵で、無断であとから追ッかけて来たものらしい。
「ごめんなさい」と李逵はあたまをかかえこんで言った。「お叱言はかくごの前だアね。だけどさ、宋先生、もう来てしまったものは仕方がないでしょ。ねえ、来てしまったものは」
「この、黒猿め」
宋江も苦笑のほかはなかった。百八の性は、百八人、その容貌の異なるように違っていたが、まったく、集団生活の規律はおろか、箸にも棒にもかからないのは、この男ひとりだった。
徽宗皇帝、地下の坑道から廓通
いのこと。並びに泰山角力の事
翌晩は上元の佳節、一月十五日の月は、月さえふだんよりも大きく美しく見える。
「おやまあ、よく来たこと。ゆうべの張二さんじゃないか」
「これは、おっかさん、昨晩はどうも……」と、燕青は揚屋構えの朱壁の大玄関に、つつましく腰をかがめて、