Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
家財道具を売り払っても、きっと数日中に持ってくる」
「じゃあ、その時の引き換えよ。なんでも現金取引きに限るわ。それとも、わたしを泥棒だといって、お白洲へ突き出しますかね。わたしは、どっちでもいいの」
「なんといっても」
「くどいわねえ。この人」
「……な、婆惜」と、宋江は起って、我れを憐れむ涙につい眼を曇らせながら――「きっと、金は後から揃えて来る。な……気を直して、あれを返してくれ。おまえの気にさわったことがあるなら、わしが悪かった。あやまるよ……。婆惜」
彼女の硬ばった肩ごしに、その顔を覗き込み、必死に機嫌をとると、よけい宋江の弱味に誇った女は、その顔を、うるさげに突きのけて、
「いやよ、いやよ! わたしは、あんたのその口の臭いを嗅いでもムカつくのよ。百両出すのが惜しければ、貰いたくもないわ。――その代り、晴れてお上からご褒美を頂戴するわ。百両の半ぶんでも、お上からなら大威張りだし……さ」
「うぬっ」
今はとばかり、宋江の眼じりが裂けて見えた。とたんに、蒲団の下の白裸が双肩にかかった男の力で引っくりかえされ、乳ぶさの下から、鸞帯の錦、翡翠の玉が、チラと見えた。