Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
じつア盆茣蓙のまちがいから土地を売り、ひと頃、滄州の柴進旦那にかくまわれておりました。――するうちに、その柴旦那のお添え状をもらっていたので、そのご旅烏に出た途中、城県のお宅様で、一ト晩ごやっかいになったもんなンで」
「あ。わしの郷里の家に」
「そのときお噂が出ましてね――。弟様が仰っしゃるには、兄の宋江は、白虎山の孔家にいると聞いているが、もしあの地方に行くんだったら、この書面を渡してくれまいか……と、こうお頼みをうけたわけでございまして。――ま、とにかくそれをご一読くださいますように」
何げなく、宋江は封を切った。いや切りかけながらすぐ気づかれたのは、極まり文句の“平安”の二字も上に見えないし、封も不吉な“逆さ封じ”になっていたことだった。
「…………」
一読して宋江はガバと卓に顔を伏せてしまった。
の毛は泣きそそげ、耳の裏までが血の気を失い、まっ青に変っている。――怺えに怺えるらしい嗚咽がついには全身の慟哭となってゆき、それを見て、唖然としていた連れの燕順も、宋江がもしや気でも狂ッたことかと、怪しみに痺れてしまったほどだった。
「ど、どうなすったんです。