Classici giapponesi con furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
それとまた、主人は直情の士です。梁山泊の人間は、いわば、無頼の集まりで、しかも天下の叛逆人だと、卑しむ風がないでもございません」
「ごもっともだ!」と、宋江はいった。「それでこそ撲天その人らしい。さるを、しいてその人に義を曲げさせようとしたのは心ないわざだった。ご面会はあきらめましょう」
「申しわけございません」
「なんの。……この上は李応どのの援助を待たず、祝家荘の敵は、自力で討つ。……もしその以後に、ご縁もあらばお目にかかる」
「主人李応も本来ならば三家一体で、独龍岡の守りに立つところですが、こんどのことでは、本家の仕方をいたく怒ッておりますので、加勢には出向きません。――とはいえ、西の扈家荘の女将軍一丈青は、日月の双刀をよく使う稀代な女傑ですし、独龍岡そのものも、不落の城、充分お気をつけなさいまし。わけてその荘門は、前と後ろ、前後同時に攻めなければ、破れるものではございませぬ」
杜興はなお、知るかぎりの地理やら、攻め口、城中の内状などを、宋江に助言した。――宋江はふかく謝して、さて、以前のわが陣地へ帰るやいな、云々であったと、むなしく戻って来たわけを、帷幕の面々へはなして聞かせた。