Classici giapponesi con furigana
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かわ
牛をつないだ椿の木
Leggi 牛をつないだ椿の木 (かわ) di Niimi Nankichi (新美 南吉) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 75.647 caratteri · 155 schermate
というのは和太郎さんは、そのころまでにひどくよっぱらってしまうので、目などはっきりあけてはいられないからです。
それがしょうこに、和太郎さんは、牛と松の木の、区別がつかないのです。ですから、松の木にまきつけた綱をさがすつもりで、牛の腹をいつまでもなでまわしたりします。しかたがないので、茶屋のおよしばあさんが、手綱をといてやります。そのうえおよしばあさんは、小田原ちょうちんに火をともして、牛車の台のうしろにつるしてやります。なにしろ酒飲みは、平気でひとに世話をさせるものです。
和太郎さんは、およしばあさんに世話をさせるばかりではありません。これから牛のお世話になるのです。二、三町も歩くと、和太郎さんは「夜道はこうも遠いものか」と考えはじめるのです。そして手綱を牛の角にひっかけておいて、じぶんは車の上にはいあがります。
こうすれば、もう夜道がどんなに遠くても、和太郎さんにはかまわないわけです。ただ、ねむっているあいだに、車からころげ落ちないように、荷をしばりつける綱を輪にして、じぶんのあごにひっかけておくことを忘れてはいけないのです。
目がさめると、和太郎さんは、じぶんの家の庭にきています。