Classici giapponesi con furigana
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かわ
牛をつないだ椿の木
Leggi 牛をつないだ椿の木 (かわ) di Niimi Nankichi (新美 南吉) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 75.647 caratteri · 155 schermate
いまじぶん、おしりをまくって水にはいることが、おもしろいのだった。そこで三人は、上で見ている音次郎君にいわれるまでもなく、まん中あたりまではいっていった。案のとおりだった。水はひたひたとはいあがってきて、久助君のおへその一センチばかり下でとまった。
三人は、むきあって立って、じぶんのへそをあらためてながめたり、ひとのへそを観察したり、じぶんたちのざまのおかしさにクスクスわらったりした。しかし、ものをいうと、歯がカチカチ鳴って、みょうに力が背中に集まるような気がした。動くとつめたさがいっそうひどく感じられた。
しばらくみなだまっていた。どこかで、日ぐれの牛がさびしげに鳴いた。それをしおに、徳一君がげんしゅくな表情になって、そろりそろりと岸の方へ動きだした。まだぬれていないところをなるべくぬらさぬように、ゆっくりいくのである。久助君と兵太郎君は顔を見あわせたが、もうわらわなかった。
久助君はふたりきりになると、このゆうぎはひどくばかげていると感じられたので、まだがまんすればできたのだが、勝ちを兵太郎君にゆずることにした。徳一君がしたように、そろりそろり岸の方へ歩みよって、草にすがって上にあがった。