Classici giapponesi con furigana
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かわ
牛をつないだ椿の木
Leggi 牛をつないだ椿の木 (かわ) di Niimi Nankichi (新美 南吉) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 75.647 caratteri · 155 schermate
自尊心がきずつけられるからだ。
「やめよォッ」
と、兵太郎君がどなった。
兵太郎君がおこって、久助君にむかってくれば、それは久助君の望むところだった。
「あんまり耳くそがたまっとるで、ちょっとそうじしてやらァ」
といって、久助君はまた草の先で、兵太郎君の頭にぺしゃんとはりついた耳をくすぐる。
兵太郎君はおこっているつもりであったが、くすぐったいので、とつぜん、ひぁっというような声をあげてわらいだした。そして久助君の方にぶつかってきた。
そこでふたりは、おたがいが、ねこの子のようなものになってしまったことを感じた。それからふたりは、ほし草にくるまりながら、上になり下になりしてくるいはじめた。
しばらくのあいだ、久助君は、じょうだんのつもりで、くるっていた。相手もそのつもりでやっていることだと思っていた。ところが、そのうちに、久助君はひとつの疑問にとらわれだした。どうも相手は、本気になってやっているらしい。久助君を下からはねのけるときに、久助君の胸をついたが、どうも、じょうだん半分のあらそいの場合の力の入れかたとはちがっている。また、久助君を上からおさえつけるときの、相手のやせた腕が、ぶるぶるとふるえている。