Classici giapponesi con furigana
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かわ
牛をつないだ椿の木
Leggi 牛をつないだ椿の木 (かわ) di Niimi Nankichi (新美 南吉) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 75.647 caratteri · 155 schermate
いつも正坊やクロといっしょに出て、喜劇をする道化役の佐吉さんが、一座からぬけて、にげ出してしまったので、そのかわりを、ふとった団長がつとめることになりました。
「クロ、出る番だよ」
正坊はクロをおりの中から出すと、れいによって鼻のうえをなでさすりながら、クロの大すきなビスケットを、口の中へいれてやりました。
舞台では留じいさんが「ゆうかんなる水兵」のラッパを、ならしはじめました。
ラロララ、ラララ、
ラロ、ラロ、ラ、
ラロララ、ラロラ、
ラロ、ラロラ、
ラロ、ラロ、ラロラ、
ラロ、ラロ、ラ。
正坊は、白い鳥のはねのついたぼうしをかぶり、金ピカのおもちゃのけんをこしにつるして、将軍になりすまして、クロのせなかにのっかりました。クロはラッパの音に歩調をあわせて、元気よく舞台へ出ていきました。
「あらわれましたのは、ソコヌケ将軍に、愛馬クロにござーい」
留じいさんが口上をのべますと、正坊はクロのせなかから、コロリところげ落ちてみせました。見物人はどっとわらって、手をたたきました。
「将軍はただいまから、盗賊たいじに出発のところでござーい」
クロが、ああんと赤い口をあけました。