Classici giapponesi con furigana
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かわ
牛をつないだ椿の木
Leggi 牛をつないだ椿の木 (かわ) di Niimi Nankichi (新美 南吉) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 75.647 caratteri · 155 schermate
フットボールが飛んできて、兵太郎君の頭にあたりでもすると、かれはふらふらとよろめいて、地べたの上にところきらわずばったりたおれ、あたりどころが悪くて、自分はおだぶつしてしまったのだというようすをして見せるのであった。そのまねは、真にせまっていた。久助君はまだ、人間がフットボールにあたって死ぬところを見たことはないが、もしそういうことがあるならば、きっと兵太郎君がするとおりの所作をして死ぬだろうと思っていた。たびたび兵太郎君のまねにだまされたものでも、いったん兵太郎君が、死んだまねをしてたおれると、こんどこそほんとうに死んでしまったのではないかと思うのだった。そして、みながそろそろ心配しかけるころを見はからって、死んでいた兵太郎君は、ひやっというようなさけび声をあげて、生き返ってくるのが常だったのである。
だからきょうも、あのてではないかと、三人は思った。賞品のかきをせしめられたはらいせに、きょうのしばいはいつもより手がこんでいて、長いのではあるまいか。
しかし、じっさい顔の色がいつもより青い。それに、フットボールがあたったくらいのこととはちがって、かなり長く、下腹部をひやしたのである。