Classici giapponesi con furigana
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じけいろく
自警録
新渡戸 稲造
Leggi 自警録 (じけいろく) di 新渡戸 稲造 (にとべいなぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 168.224 caratteri · 328 schermate
心機一転
これすなわち僕の若返りの工夫である。要するに脳髄のうちに折々大掃除を行って、煤、埃、芥、枯れ枝等をみな払うことをしたい。
心機一転
われわれの年寄るというは精力の枯れるの謂である。よし身体が弱り果てるも、心ばかりは老耄たくない。よし老耄ても、愚痴だけはいいたくない。
僕はつねに思うに、庭の樹を見ても年々歳々同じからずして、老行くとともに元気も衰えるが、手入れをしたり、肥料をほどこすと、再び色香を増すを見る。樹そのものは弱りても、その境遇を刷新すれば、甦生するの勢いを顕す。死灰再燃、人も同様、身体が弱れば食物を変えたり、転地療治をしたり、温泉に浴みしたりして健康を回復するが、住居も変えず、居ながらにして心的境遇を一変する方法もあろう。
山深く何か庵を結ぶべき心のうちに身はかくれけり
一身を物的境遇より退かせて、心的境遇に入らしむることも、これまた麒麟老ゆるも駑馬に劣るに至らざる工夫。木は根あればすなわち栄え、根壊るればすなわち枯る。魚は水あればすなわち活き、水涸るればすなわち死す。燈は膏あればすなわち明、膏尽くればすなわち滅す。人は真精なり、これを保てばすなわち寿、これをえばすなわち夭す。