Classici giapponesi con furigana
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ろんごものがたり
論語物語
下村 湖人
Leggi 論語物語 (ろんごものがたり) di 下村 湖人 (しもむらこじん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 132.688 caratteri · 266 schermate
しかし、それにしても、讃めようが少し大袈裟すぎはしないか、といった気分は、門人たちの誰の胸にもあった。
仲弓自身にしても、何となくうしろめたかった。彼は孔子が甞て、
「1道理に叶った忠言には正面から反対する者はない。だが大切なことは過ちを改めることだ。婉曲な言葉は誰の耳にも心持よく響く。だが大切なことは、その真意のあるところを探ることだ。いい気になって真意を探ろうともせず、表面だけ従って過ちを改めようとしない者は、全く手のつけようがない。」
といったことを思い起した。孔子は或は、自分を「人君の風がある。」などと讃めて、その実、何かの欠点を婉曲に諷刺しているのではあるまいか。そういえば、世間では、子桑伯子と自分とを、同じ型の人物だと評しているそうだ。子桑伯子は物にこせつかない、いい男だが、少し大ざっぱ過ぎる嫌いがないでもない。或は自分にもそんな欠点があるのではなかろうか。自分だけでは、そんな事がないように気をつけているつもりではあるが。――彼はそんなことを考えて、讃められたために却って不安な気持になるのであった。
かといって、孔子に対して、「そんな遠まわしを云わないで、もっとあからさまにいって下さい。