Classici giapponesi con furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Leggi 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 160.770 caratteri · 322 schermate
十三人のはだかの勇士は、洞窟の入口のあたりを、かっぱつに泳ぎまわっていたのです。
そこへ、海の上のほうから、大きなものが、はげしいいきおいで落ちてきて、スーッと海底に沈んできました。見おぼえのある、おばけガニです。
十三人の勇士は、それを見ると八方から泳ぎよって、おばけガニに、くみついていきました。
うす暗い海底の、大格闘です。大ガニは巨大なハサミをふりたて、八本の足を、めちゃくちゃに動かして勇士たちをふりほどこうとしましたが、一ぴきと十三人では、いくらおばけガニでも、かなうはずがありません。長い時間の、おそろしいたたかいののち、おばけガニは、とうとうグッタリとなってしまいました。
十三びきのアリがコオロギの死がいを、はこぶようなぐあいに、勇士たちはてんでに、おばけガニの足を、ひっぱって、海面に浮きあがってきました。
すると、そこに、みかたの潜航艇が、ハッチのふたをひらいて、まちかまえていたのです。十三人の勇士は、潜航艇にのぼりつき、おばけガニをかついで、ハッチの中へ落としこみました。
それから一時間ほどのち、ハヤブサ丸の甲板には、明智探偵と小林少年と十三人の勇士が、もどっていました。