Classici giapponesi con furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Leggi 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 160.770 caratteri · 322 schermate
「ウフフフ、あやしいもんじゃありませんよ。小林ですよ。明智探偵の少年助手の小林ですよ。ほら、さわってごらんなさい。」
広田は手をのばして、さわってみました。毛織りの学生服の手ざわりです。金ボタンも、ついています。だんだん上のほうへ手をやると、少年らしい、やわらかいほおがありました。
「ああ、それじゃきみは、小林君か。ほんとうに、小林君だろうね。にせものじゃないだろうね。」
広田は、明智探偵のにせものに、こりているので、ねんをおしました。
「にせものじゃありませんよ。にせものだったら、こんな地下室にとじこめられているはずが、ないじゃありませんか。」
「ふーん、すると、きみも、悪人のために、ここへ落とされたのか。」
「そうですよ。あいつ、なんて変装がうまいんだろう。ぼくも、ほんとうの明智先生だとおもって、ゆだんしたのです。そして、落とし穴へ、落とされてしまったのです。」
「明智探偵事務所には、もとからこんな落とし穴があったの?」
「ええ、あったのです。先生は、悪人をとらえるために、この落とし穴をつくっておかれたのです。それを、あべこべに、敵に利用されたのですよ。