Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(二)八人芸の女

野村 胡堂

Leggi 銭形平次捕物控(二)八人芸の女 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 144.562 caratteri · 291 schermate

Aozora Bunko

の若い姿になって荒仕事に出かける、帰って来ると、元の鶯谷になって、また大廻りに自分の家へ帰って行ったんだ」

「ヘエ――驚いたね」

「裏木戸へ内外から錠をおろしたり、お糸の隣の家を一年借りたり、何しろ細工は細かいよ。その上、あの宗匠の内儀と見せたのは妹で、妾のお糸は本当の女房、お喜代も悪者の一味だったんだ」

「最初の晩、『千里の虎』はやはりあの塀の忍び返しを外して逃げたんで――」

「いや、そんな暇はなかったはずだ。お糸の家へ隠れていて、俺達がお糸に忍び返しの細工を教わったり、お糸がかねて用意に投り込んでおいた、手拭を拾ったりしているうちに、路地の木戸から逃げたんだ。あの時は甘々とお糸にやられたよ、――長い間十手捕縄を預かって、今度のような見当違いをしたのは始めてだ、岡っ引は自惚れちゃいけないな」

平次はしみじみとそう言うのでした。