Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(五)金の鯉
野村 胡堂
Leggi 銭形平次捕物控(五)金の鯉 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 136.062 caratteri · 276 schermate
四
無知と想像力の欠如ほど、人の生活の平衡を危うくするものはない。
恐るべきは探偵小説を読む害毒よりも、探偵小説をさえ読まぬ無知と、探偵小説を解し得ぬほどの想像力の欠如であるといって宜い。
四
捕物小説は義理人情小説であるという人がある、それは捕物小説を低級なチャンバラ小説と同一視する程度の、恐るべき浅見といわなければならない。捕物小説には、原則としてチャンバラはなく、捕物小説には、絶対に低級な義理人情の鼓吹又は讃美はないのである。
捕物小説の一つの傾向は、単なる殺人の技術と、その詭計解釈の小説であってはいけないために、法の適用に、一つのユートピア的な自由さを持たせた点を特色とする。
探偵小説は、エドガー・アラン・ポーに始まると思われているが、中国には早くも元代に『棠蔭比事』があり、日本には三百年前の井原西鶴に『桜蔭比事』がある。以後『桃蔭比事』を経て『大岡政談』に至るまで、多くは探偵小説であるというよりは、むしろ裁判小説であり、名判官の名裁判をもって終始しているが、一貫せる思想は、達眼をもって情理を見極める、一種の大岡裁きで、もっぱら法の運用の面白さを描いたものである。