Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(十二)狐の嫁入

野村 胡堂

Leggi 銭形平次捕物控(十二)狐の嫁入 (ぜにがたへいじとりものひかえ) di 野村 胡堂 (のむらこどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 139.230 caratteri · 280 schermate

Aozora Bunko

平次が指さした壁の上、ちょうど二人の帰り途を塞ぐように、どっと一条の巨大な水柱が奔出して来たのです。

「あッ」

驚く荘太郎を、平次は軽く押えました。

「もう大丈夫、それ水が止まったでしょう。八五郎が悪者を捉まえたのです」

「帰りましょう。親分」

「もう帰る途も開いたはずです」

「えッ」

「二人ここで三万何千両の小判と一緒に水漬りになるところでしたよ」

平次はそう言って、荘太郎を促しながら、もとの離室の前へ帰りました。

「親分」

ガラッ八は飛付きました。

「下手人はどうした」

「あの女ですよ。あんまりびっくりしているうちに、あの女が穴の入口を塞いで水門を開いたんです」

「だからあれほど気を付けるようにと言っておいたじゃないか、下手人はどうした」

平次は何もかも見徹していたのでしょう。

「少しの手遅れでした」

「どこだ」

「離室へ飛んで戸を閉めてしまったんです」

「それもよかろう。が、放っておけない。さア」

平次は八五郎らと力を合せて、離室の戸を打ち破りました。中へはいると、

「あっ」

血潮の海の中に、荘太郎の許嫁お道は、懐剣で見事に自殺していたのでした。

*

帰る途々、ガラッ八の燃える好奇心に釣られて、平次は簡単に説明してやりました。