Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あおべかものがたり

青べか物語

山本 周五郎

Leggi 青べか物語 (あおべかものがたり) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 160.961 caratteri · 317 schermate

Aozora Bunko

と中年の船頭が云った、「やつらのひり出した物をおんだらが押っつけられる義理はねえ、おらたちだって自分の始末は自分でつけてるだ、なせ」

「そのけえしゃ(会社?)のやつらあせんであぎ(千代萩?)のさけえごぜんみてえなもんだ」五十年配の船頭が、「なあ」と倉なあこに云った、「県の許可あ取ったなんてえらそうな威しをかけて、おらたちに毒饅頭を食わせようってえだ、おんだらを千松にしようとしてけつかるだよ」

「ちゃん」と長がまた訊いた、「せんまつってなんだ」

「寝ちまえってえにな」と和助が云った、「そんなこたあ子供の聞くもんじゃあねえだ」

「そりゃあげでえ(外題?)ちげえだ」とやはり五十がらみの漁師が云った、「毒饅頭をくわされたなあ加藤清正だべえ、ありゃあおめえ徳川方の計略だあ」

「じゃあ」と先の船頭が訊き返した、「せんであぎで千松のくわされたなあなんだ」

「ありゃあ執権の計略だべえ、執権ともなればなんか上等な干菓子なんかだべえさ」

いやそうでない、このまえ歌左衛門の芝居で見たときには三方の上へ饅頭が盛ってあった。そりゃあ田舎芝居だからだ。田舎芝居とはいっても市村歌左衛門は「田舎団十郎」