Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

いずこへ

風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇

坂口 安吾

Leggi 風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇 (いずこへ) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 119.879 caratteri · 242 schermate

Aozora Bunko

になっている。けれども庄吉は酔っ払うと必ずここへ乗りつけて、前後不覚に口説き、追いだされ、借金サイソクの書状やコックが露骨にくる。それでも酔うと又でかけ再三再四きりがない。もちろん成功の見込み微塵もない。

そこまではまだ良かったが、近所にすむ同郷のお弟子にちょっと色ッぽい妹があって彼の世話で雑誌社の事務員になった。それ以来酔っ払うとこのお弟子の家をたたいて酒を所望し、泊りこみ、その横に母なる人がねていても委細かまわず妹のフトンへ這いこむ。追いだされる、不撓不屈、ついに疲れて自然にノビてしまうまで、くりかえす。これも成功の見込みはない。

次にはさる新進の女流作家を訪問する。この女流作家の作品をほめて書いたことからの縁で、この人は流行作家のオメカケさんだが、酔っ払うと、ここへ押しかける。酔っ払うと必ず誰か女のもとへ通うのは彼の如何ともなしがたい宿命的な夢遊歩行となりつつあった。

遠征の夢遊歩行はまだよかったが、女房の妹に女学生、まだ四年生、然し大柄で大人になりかけた体格だが、女房とは比較にならぬ美少女で色ッぽい。この女学生が泊った晩、あいにく夏で、カヤが一つしかないからみんなで一つカヤにねたが、この晩庄吉は泥酔したのが失敗のもとで、夢遊歩行に倅の寝床を乗りこえ女房のバリケードをのりこえて女学生めがけて進撃に