Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しょくりょうめいい

食料名彙

柳田 国男

Leggi 食料名彙 (しょくりょうめいい) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 30.898 caratteri · 61 schermate

Aozora Bunko

イムラ

メノコ

ハマナ

大分県速見郡でイギスというのは、椿やくぬぎの実を叩いて粉にしたもので、これを水に浸けておくと固まるというが、それは疑わしいことで、多分これにも海草のイギスを加えて凝結せしめるのであろう。イギスとエゴノリとは、科を同じくし種を異にしているが、以前はこの区別を立てず、二者同じものの地方名の変化だったかと思う。オゴという海草も現在は別種のものであるが、言葉は一つのものから次第に分化して来たようである。

イムラ またイグラともいう。植物学の分類ではヒバマタ科のイシゲというものであるが、イゴまたはイギスと外形が少し似ている。壱岐では明治の初めまで、そのイグラを乾して粉にしたものを団子に入れ、または飯の中にまぜて食べた(民俗誌)。

メノコ 岩手県の海岸地方では、昆布を細かく刻んで米・粟・稗などとともに飯に炊いて食べた。これをメノコといっていたが、近頃はほとんと廃れている(下閉伊郡誌)。単に昆布の悪いのをメノコに乾したともいえば(民俗研究九)、あるいは昆布の根を細かく切って乾したともいっている(新岩手人二巻四号)。つまりもう覚えておらぬ者が多くなったのである。

ハマナ 庄内地方で、海苔を浜菜というとあるが(山形県方言集)、これも紫海苔だけには限っていなかったものと思う。