일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おばけのしょうたい

おばけの正体

井上 円了

井上 円了의 おばけの正体(おばけのしょうたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,925자 · 145화면

아오조라 문고

第一二五項 天狗祭りの起因

これすなわち同村の柏木某と称する柔術家にして、薄暮に至るまで貝を拾いて楽しみおりしが、夕刻に至り、近村の青年四、五名相伴いて来たり。これも同じく貝を拾わんと衣をかかげて水中に入り、かしこここと探りもとむるうち、いかにしたりけん、柏木氏過ちてある青年の足を踏めり。よって柏木氏はその粗忽を謝せしに、青年らその柏木氏なるを知らざりしにや、大いに怒りていかほど謝するも聞き入れず。かれこれするうち、青年ら相ともに柏木氏にうってかかりければ、柏木氏も今は是非に及ばずとて、日ごろ熟練の柔術にて、みごとに数人の者どもをなげつけたるに、青年どもはじめの大言にも似ず、一目散に逃げうせたり。その後、その辺りにては、某村の海浜にて数名の青年を苦しめしは、筑波山の天狗なりと風聞せり。

このようの話が、後に天狗となって伝わるのであろう。

第一二五項 天狗祭りの起因

今より数年前、『岐阜日日新聞』に「愚民の妄信」と題して、天狗祭りの記事を掲げてあった。その前年は、害虫のために稲作皆無になったことがある。

飛騨国大野郡辺りにてこのごろ流行する天狗祭りの起由を聞くに、越中国東礪波郡の増太郎といえるもの、一日天狗にさらわれたりしが、このほどふと帰村していえるよう、「二十七、八年の日清戦争に、わが国が首尾よく勝利を得しは、ひとえに天狗の助けなり