후리가나로 읽는 일본 고전
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おばけのしょうたい
おばけの正体
井上 円了
井上 円了의 おばけの正体(おばけのしょうたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,925자 · 145화면
第一二六項 夢中、三里を往復したる話
。さるを、国民は少しも天狗を祭りて謝意を表せざるにより非常に憤怒し、現に昨年のごときは、種々の害虫を下してこれを罰したまえり。本年も再び、同様害虫を下したまうべし」といいたりとの訛言、飛騨一円に伝わり、同国各町村は競いて天狗祭りを執行し、神楽を担ぎ出して踊り回りおる由。目下、大野郡清見村小鳥地方にては、例の天狗祭りに狂いおるありさま、狐つきならで天狗つきとはこれらのことならん。
世の天狗談は多くこの類であろう。ここに天狗にさらわれしとあるが、このことは一時の狂態であって、山林の中にさまよい、正気を失って夢の境界にいるのである。
第一二六項 夢中、三里を往復したる話
ここに、余が出雲巡遊中に聞いた話を紹介しよう。簸川郡某村に釣魚をもってなによりの娯楽とし、休日ごとに必ず釣りに出かけることにきめているものがある。ある休日に、快晴なれば早朝家を出でて山坂を越え、三里隔たりたる海岸に至り、終日釣りを垂れ、日暮れて帰宅した。ときに、己の最も貴重せる大切の釣り竿一本を海岸に忘れて帰りしを発覚し、その紛失せんことを恐れしも、夜中のことなれば海岸までたずねに行くこともできず、そのまま臥床した。