후리가나로 읽는 일본 고전
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おばけのしょうたい
おばけの正体
井上 円了
井上 円了의 おばけの正体(おばけのしょうたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 74,925자 · 145화면
第一二四項 筑波山の天狗
かく相談している間に、天狗の方では赤き毛布を広げ、これを両手に取って青年らに向かい、しきりに振りつつにらんでいる。これを見て、青年らは天狗が魔術を使うものと信じ、大急ぎで下山し、その日は恐れ入って戸外にも出るものなきほどであった。この話たちまち近郷近在にまで伝わり、尾に尾がついて、駒ヶ岳の天狗にだまされたとの大評判となった。そののち四、五日過ぎて、ようやく事の真相が明瞭になり、山上の大男は天狗にあらずして強盗であったことが知れた。その強盗は前夜小田原の資産家の内に入り、夜中逃げ出して箱根の山間に入り、駒ヶ岳の絶頂にて休息していたのであった。その毛布を振り立てたのは、盗賊の方では、自分が小田原にて強盗せしことが知れて、捕縛に出かけたのとばかり考え、鉄砲をうたれては大変と思い、あわてて敷いていたるケットを取り出だし、砲丸よけをしたのであった。かくと知れてからは一大笑話となったそうだ。
第一二四項 筑波山の天狗
先年、『東京日日新聞』に千葉県の天狗話の一件を載せてあった。今、その要を抄録しようと思う。
明治十八年ごろのことなりしが、千葉県下某村の海浜に、貝を拾わんとて出で来たりし一人の壮漢あり。