후리가나로 읽는 일본 고전
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けんのよんくんし
剣の四君子・日本名婦伝
吉川 英治
吉川 英治의 剣の四君子・日本名婦伝(けんのよんくんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 150,635자 · 306화면
六
――戒むべきは、衆に対して、いたずらに虚勢を張り、大勢の力を、求めて我れの一ヵ所へ集注させることだけだ」
六
一刀流三祖伝に伝えて曰う。
或る折、同職の柳生但馬守が、小野どのの剣を、一見したいと求めたことがある。
「畏まった」
と日を期し、忠明のほうから柳生邸へ出向いた。この日、十兵衛三厳もおり、甥の柳生兵庫も待ち、ほか柳生の四高足といわれる木村助九郎、村田与三、出淵平八、庄田孫兵衛などもみな居合せて、
「まず、私から」と、柳生十兵衛が初めに立った。
彼は、但馬守の長子で、父にまさる者という世評すらあったが、立合うと、半ばにして、
「まことに、お見事です。わが家の水月の太刀を、祖父石舟斎のおすがたに見るままな心地がしました」
木剣を下に置いて退がってしまった。
「さらば」
と、兵庫が立ちかけるのを、忠明は、いやと抑しとどめて、
「今日、但馬どのから、お求めをうけたのは、こちらの御子息や御門下の太刀を一覧の上、忌憚なき御評などもうかがいたいとの御意であった。さほどのことなれば、一人一人に、辞儀申すよりは、一度に拝見いたしたほうがよいと思う」と、云ったので、それがやや不遜に聞えたのであろう、四高足は、色めき立って、各※(二の字点、1-2-22)木剣を手にして立った。