후리가나로 읽는 일본 고전
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けんのよんくんし
剣の四君子・日本名婦伝
吉川 英治
吉川 英治의 剣の四君子・日本名婦伝(けんのよんくんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 150,635자 · 306화면
一剣治天下
一
石舟斎は、それに乗った。二人の子は、徒歩である。
案内役の黒田長政は、
「どうぞ御子息方にも、お馬に召されますように」
と、謙遜して、騎馬をすすめたが、
「いや、若い者には鉄脚がある。――いざ参ろう。御案内へ、先へ立たれい」
坂の途中の石垣の土煙はその時熄んで、秋の大気は澄んでいた。汗をふき、鍬の手を止め、百姓たちは、廬を出る老龍と、伴われてゆく鳳雛のすがたとを、見送っていた。――
「ああ、こうしてみると、大殿もお年を召したはず、若様にもお孫様にも、いつしかお立派な骨柄になられた……」
じっと、立ち並んで、目礼を送っている家士たちの眸には、涙があふれかけていた。
一剣治天下
一
近くの地には、紫野の大徳寺とか、その他、宿舎として恰好な建物がないではないが、家康はわざと鷹ヶ峰の麓に野陣を布いて、将士と共に野営していた。
こんどの大地震には、御所の築地も大破して、内裏の方々さえ幾夜か夜露の外に明かされたと聞えているほどなので、地震御見舞として上洛した家康のそうした慎みは、当然でもあった。
洛内守護の任を果し、併せて伏見城に秀吉の安否を見舞って、彼は近く関東に帰る予定であったが、なお、ここに野陣している間も、