후리가나로 읽는 일본 고전
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よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
徳富 蘇峰의 吉田松陰(よしだしょういん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 135,622자 · 269화면
と。彼は実に心からの民主論者なりし。その彼が伊太利国会に四たび選ばれ、遂に特赦の命に由りて死刑の宣告を取り消さるるや、彼はその特赦を拒んで曰く「余未だかくの如き物を受るの理由なし」と。彼が強項不屈なる、実にかくの如きものなり。
もしそれ彼が調和的の事を好まざる、彼が欲する所直ちにこれを遂げんとする、彼が徒らに遷延機会を俟つが如きこと無き、彼が冒険大胆にして不敵なる、これみな一に松陰の人物を夕陽に照して、さらにその丈余の影子を加えたるものというべし。而して彼が九顛十起、堅忍不抜、いよいよ窮していよいよ画策し、いよいよ蹶きていよいよ奮うに至っては、恐らくは十の松陰あるも、また及ぶ所無けん。
もしあるいは正義を愛し、その正義を愛するの余り、これを行うにおいてはその手段の如何を顧みず、如何なる陰謀秘策をも頓着なく、いわゆる聖賢の心を以て蘇張の術を行うの一点に至っては、さらにその相類する所あるを見る。人あるいは松陰を以て、ただ一の正直者という、これ未だ松陰を識らず。彼は目的においては誠実なり、然れども手段においては、甚だ術策に富み、而してその術策中、不謹慎なるもの一にして足らず。