후리가나로 읽는 일본 고전
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よあけまえ
夜明け前
島崎 藤村
島崎 藤村의 夜明け前(よあけまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 205,629자 · 408화면
古風な盃の交換も済んだころ、七郎左衛門の家内の茶菓などをそこへ運んで来て言った。
「あなた、茶室の方へでも御案内したら。」
「そうさなあ。」
「あちらの方が落ち着いてよくはありませんか。」
「いろいろお話を伺いたいこともある。とにかく、吾家にある古い系図をここでお目にかけよう。それから茶室の方へ御案内するとしよう。」
そう七郎左衛門は答えて、一丈も二丈もあるような巻き物を奥座敷の小襖から取り出して来た。その長巻の軸を半蔵や寿平次の前にひろげて見せた。
この山上の家がまだ三浦の姓を名乗っていた時代の遠い先祖のことがそこに出て来た。三浦の祖で鎮守府将軍であった三浦忠通という人の名が出て来た。衣笠城を築き、この三浦半島を領していた三浦平太夫という人の名も出て来た。治承四年の八月に、八十九歳で衣笠城に自害した三浦大介義明という人の名も出て来た。宝治元年の六月、前将軍頼経を立てようとして事覚れ、討手のために敗られて、一族共に法華堂で自害した三浦若狭守泰村という人の名なぞも出て来た。
「ホ。半蔵さん、御覧なさい。ここに三浦兵衛尉義勝とありますよ。この人は従五位下だ。