후리가나로 읽는 일본 고전
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よあけまえ
夜明け前
島崎 藤村
島崎 藤村의 夜明け前(よあけまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 205,629자 · 408화면
三
もっとも、廃仏を意味する神葬祭の一条は福島の役所からの諮問案で、各村の意見を求める程度にまでしか進んでいなかったが。
いつのまにか暗い空が夏の夜の感じに澄んで来た。青白い静かな光は土蔵の前の冷たい石段の上にまでさし入って来た。ひとり起きている彼の膝の上まで照らすようになった。次第に、月も上った。
八百千年ありこしことも諸人の悪しとし知らば改めてまし
まがごととみそなはせなば事ごとに直毘の御神直したびてな
眼のまへに始むることもよくしあらば惑ふことなくなすべかりけり
正道に入り立つ徒よおほかたのほまれそしりはものならなくに
半蔵の述懐だ。
三
旧暦九月も末になって、馬籠峠へは小鳥の来るころになった。もはや和宮様お迎えの同勢が関東から京都の方へ向けて、毎日のようにこの街道を通る。そうなると、定例の人足だけでは継立ても行き届かない。道中奉行所の小笠原美濃守は公役としてすでに宿々の見分に来た。
十月にはいってからは、御通行準備のために奔走する人たちが一層半蔵の目につくようになった。尾州方の役人は美濃路から急いで来る。上松の庄屋は中津川へ行く。早駕籠で、夜中に馬籠へ着くものすらある。