후리가나로 읽는 일본 고전
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よあけまえ
夜明け前
島崎 藤村
島崎 藤村의 夜明け前(よあけまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 205,629자 · 408화면
過ぐる七か月は寛斎にとって、二年にも三年にも当たった。旅籠屋の裏二階から見える椎の木よりほかにこの人の友とするものもなかった。その枝ぶりをながめながめするうちに、いつのまにか一変したと言ってもいいほどの彼の書体がそこにあった。
寛斎は安兵衛にも嘉吉にも言った。
「去年の十月ごろから見ると、横浜も見ちがえるようになりましたよ。」
糸目六十四匁につき金一両の割で、生糸の手合わせも順調に行なわれた。この手合わせは神奈川台の異人屋敷にあるケウスキイの仮宅で行なわれた。売り込み商と通弁の男とがそれに立ち合った。売り方では牡丹屋に泊まっている安兵衛も嘉吉も共に列席して、書類の調製は寛斎が引き受けた。
ケウスキイはめったに笑わない男だが、その時だけは青い瞳の目に笑みをたたえて、
「自分は近く横浜の海岸通りに木造の二階屋を建てる。自分の同業者でこの神奈川に来ているものには、英国人バルベルがあり、米国人ホウルがある。しかし、自分はだれよりも先に、あの商館を完成して、そこにイギリス第一番の表札を掲げたい。」
こういう意味のことを通弁に言わせた。
その時、ケウスキイは「わかってくれたか」