후리가나로 읽는 일본 고전
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よあけまえ
夜明け前
島崎 藤村
島崎 藤村의 夜明け前(よあけまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 205,629자 · 408화면
今はこの国に仏寺も多く、御朱印といい諸大名の寄付といって、寺領となっている土地も広大なものだ。そこに住む出家、比丘尼、だいこく、所化、男色の美少年、その他青侍にいたるまで、田畑を耕すこともなくて上白の飯を食い、糸を採り機を織ることもなくてよい衣裳を着る。諸国の百姓がどんなに困窮しても、寺納を減らして貧民を救おうと思う和尚はない。凶年なぞには別して多く米銭を集めて寺を富まそうとする。百姓に餓死するものはあっても、餓死した僧のあったと聞いたためしはない。長い習慣はおそろしいもので、全国を通じたら何百万からのそれらの人たちが寺院に遊食していても、あたりまえのことのように思われて来た。これはあまりに多くを許し過ぎた結果である。そこで、祭葬のことを寺院から取り戻して、古式に復したら、もっとみんなの目もさめようと言うのである。
「今日ほど宗教の濁ってしまった時代もめずらしい。」とまた半蔵の声で、「まあ、諸国の神宮寺なぞをのぞいてごらんなさい。本地垂跡なぞということが唱えられてから、この国の神は大日如来や阿弥陀如来の化身だとされていますよ。神仏はこんなに混淆されてしまった。