일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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よあけまえ

夜明け前

島崎 藤村

島崎 藤村의 夜明け前(よあけまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 205,629자 · 408화면

아오조라 문고

これには幕府の諸有司の中にも反対するものが多かったというが、聰明で物に執着することの少ない一橋慶喜と、その相談相手なる松平春嶽とが、惜しげもなくこの英断に出た。言うまでもなく、参覲交代の制度は幕府が諸藩を統御するための重大な政策である。これが変革されるということは、深い時代の要求がなくては叶わない。この一大改革はもう長いこと上にある識者の間に考えられて来たことであろうが、しかし吉左衛門親子のように下から見上げるものにとっても、この改変を余儀なくされるほどの幕府の衰えが目についた。諸大名が実際の通行に役立つ沿道の人民の声にきいて課役を軽くしないかぎり、ただ徳川政府の威光というだけでは、多くの百姓ももはや動かなくなって来た。

本陣の門を出る時、吉左衛門はそのことを半蔵にきいた。

「お前は今度のお達しをよく読んで見たかい。参覲交代が全廃というわけではないんだね。」

「お父さん、全廃じゃありません。諸大名は三年目ごとに一度、御三家や溜詰は一月ずつ江戸におれとありますがね、奥方や若様は帰国してもいいと言うんですから、まあほとんど骨抜きに近いようなものでしょう。