일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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よあけまえ

夜明け前

島崎 藤村

島崎 藤村의 夜明け前(よあけまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 205,629자 · 408화면

아오조라 문고

景蔵はもと漢学の畠の人であるが、半蔵らと同じように国学に志すようになったのも、寛斎の感化であった。

「それは半蔵さん、言うまでもなし。中津川の御連中はあすということにして、もう使いが出してありますよ。あの二人は黙って置いたって、向こうから祝いに来てくれる人たちでさ。」

そばにいた仙十郎は、この二人の話を引き取って、

「おれも――そうだなあ――もう一度祝言の仕直しでもやりたくなった。」

と笑わせた。

山家にはめずらしい冬で、一度は八寸も街道に積もった雪が大雨のために溶けて行った。そのあとには、金兵衛のような年配のものが子供の時分から聞き伝えたこともないと言うほどの暖かさが来ていた。寒がりの吉左衛門ですら、その日は炬燵や火鉢でなしに、煙草盆の火だけで済ませるくらいだ。この陽気は本陣の慶事を一層楽しく思わせた。

午後に、寿平次兄妹がすでに妻籠の本陣を出発したろうと思われるころには、吉左衛門は定紋付きの姿で、表玄関前の広い板の間を歩き回った。下男の佐吉もじっとしていられないというふうで、表門を出たりはいったりした。

「佐吉、めずらしい陽気だなあ。この分じゃ妻籠の方も暖かいだろう。