후리가나로 읽는 일본 고전
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ことうのおに
孤島の鬼
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 孤島の鬼(ことうのおに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 181,795자 · 359화면
私もつり込まれて、同じ目つきになっていたに相違ない。
「僕はこんな風に考えた。初代さんの場合はね、皆が信じている様に、犯人は全く出入りが不可能な状態であった。どの戸口も中から錠が卸してあった。犯人が内部に残っているか、それとも共犯者が家の中にいたとしか考えられない事情だった。それがつまり初代さんのお母さんを被疑者にして了った訳なんだが、併し、僕の聞いていた所では、お母さんが下手人だとも共犯者だとも考えられぬ。どんなことがあったって、一人娘を殺す親なんてある筈がない。そこで、僕はこの一見『不可能』に見える事情の裏には、何か一寸人の気づかぬカラクリが隠されていると睨んだのです」
諸戸の熱心な話しぶりを聞いていると、私はふと変てこな、何かそぐわぬものを感じないではいられなかった。私は初めて、ハテナと思った。諸戸道雄は、一体どうして、こんなにも初代さんの事件に力こぶを入れているのであろう。恋人を失った私への同情からであろうか、或は又、彼の生来の探偵好きのさせた業であろうか。だが、どうも変だ、ただそれ丈けの理由で、彼はこんなにも熱心になれたのであろうか。そこには、何かもっと別の理由があったのではないかしら。