일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ことうのおに

孤島の鬼

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 孤島の鬼(ことうのおに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 181,795자 · 359화면

아오조라 문고

意外な素人探偵

それから、彼はなおも、私に食堂へ行くことを勧めたが、私が固辞するので、彼はあきらめて例の書生を呼び出してこんなことを命じた。

「食堂にいるお客さんにね、ごはんをたべさせて、退屈しない様に、君と婆やとで、よくお守りをしてくれ給え。帰るなんて云い出すと困るからね。何かおもちゃがなかったかしら。……ア、それから、このお客さまにお茶を持ってくるのだ」

書生が去ると、彼は強いて作った様な笑顔で、私の方に向き直った。その間に、私は部屋の一方の隅に置いてあった問題の七宝の花瓶に気づいて、こんな場所にそれを放り出して置く彼の大胆さに、いささか呆れた。

「立派な花瓶ですね。あれ、僕どこかで一度見た様な気がするんですが」

私は諸戸の表情に注意しながら尋ねた。

「アア、あれですか。見たかも知れませんよ。初代さんの家の隣の道具屋で買って来たんだから」

彼は驚くべき平静さで答えた。それを聞くと私は一寸太刀打ちが出来ない気がして、やや心臆するを覚えた。

意外な素人探偵

「僕は逢いたかったのですよ。久しく君と打ちとけて話をしないんだもの」諸戸は酔にまぎらせて、少しく甘い言葉遣いをした。