후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
たいらのまさかど
平の将門
吉川 英治
吉川 英治의 平の将門(たいらのまさかど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 232,193자 · 463화면
より劣る馬鹿者視して、罵りやまないことだった。
いや、公卿堂上だけの悪口ならまだしも、はては、天子の暗愚におよび、藤原氏の女を閨門にいれて、かれら一門の非望をとげさせた桓武、嵯峨、淳和、陽成など歴代天皇の御名までを口にして、
「いったい、こんな世の中にした一族めらは、極悪党といっても足りねえが、させた者もまたさせた者で、天子様だから仕方がねえという法はあるまい。むかしむかし、おれたちの祖々から語り継がれて来た天皇というものは、仁徳天皇様を持ち出すまでもなく、こんなはずの者じゃあなかったぞ」
と、怨嗟をこめていう語気は、あながち酒だけのものではない。
かれらは、祖々からの慣わしで、天子というも、父母というも、自分たちのものという同意義に考えていた。だから、子が親に悪たれをたたく場合もありうるように、そこらの天皇や法皇の御名にたいしてもくそみそに悪口をいって憚らないのであった。
だが、小次郎がもっている習慣では、これは、霹靂にしびれたような驚愕だった。かれらの言葉のうらに持つ天皇と庶民との親愛の変形が、そんな言語になって出るのであろう――などという考察のいとまはない。