후리가나로 읽는 일본 고전
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たいらのまさかど
平の将門
吉川 英治
吉川 英治의 平の将門(たいらのまさかど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 232,193자 · 463화면
白と黒の地界
、無条件に衆を跪伏させてしまうほどな魅力あるものは、他になかった。
白と黒の地界
天智、天武、持統、聖武天皇などの歴世を通じて、仏教の興隆このかた、全国に創建された寺院の数はたいへんなものである。財も労も精も、国力の――それはみな下層民の汗と税によるものが――限りなく投じられてきたといっても過言ではない。
だが、その中枢の信仰者である王朝貴族たちは、自らの政治や私的生活の中に、その仏教を急激に腐敗堕落させる経路ばかりを追ってきた。藤原閥のここ一世紀余にわたる栄華と専横は、その歴史でもある。
それでも、大化の革新以後、藤原百川や良継たちの権臣が朝に立って、しきりに、土地改革を断行したり、制度の適正や、王道政治の長所を計ったりしていた短い期間は、どうにか、日本の曙光みたいな清新さが、庶民の色にも見えたが、やがて彼等の専横がつづき、皇室、後宮、みな藤原氏の血をいれて私にうごき、中央の官衙から地方官の主なる職まで、その系類でない者は、ほとんど、衣冠にありつけない時代がここ十年も続いた結果は――いまや世はあやしげなる両面社会を当然に持つにいたり――たまたま、相馬の小次郎が遭遇したような、柳桜の綾をなす文化の都と、百鬼夜行の闇の世とが、ひとつ地上に、どっちも、厳として、実在するような状態になった。