후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
たいらのまさかど
平の将門
吉川 英治
吉川 英治의 平の将門(たいらのまさかど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 232,193자 · 463화면
ひとつの焚火
旅人はみな一様に感じあうに違いない。
ましてや、坂東平野の未開土に生れ、朝に那須や浅間の噴煙を見、昼は、牧の野馬を友として育ち、あらい土、あらい風、あらあらした人間たちばかりの中に、およそ文化らしいものの匂いも知らず、十六歳の肉塊となってきた相馬の小次郎が、ここも同じ人間のすむ地上かと忘我のあやしみに打たれたのも無理はなかった。
「和子は、どこの和子やの。どこから来て、どこへ、おじゃるかえ」
ふと、誰かに、こういわれ、彼は、ようやく、われに返った。
尼すがたの、中年女である。やはり同じ長い坂道を登って来たものとみえ、腰を立てて、彼のすぐそばに休んでいた。
孤愁の少年は、すぐその尼の親しさに馴れた。そして、はるばる東国下総から来たことだの、これから大叔父の添え書を持って、藤原忠平公のお館をたずね、成人の日まで留まって、学問修養に専念し、一かどになって帰国するつもりであるなどと、遠い未来夢までを話し話し、道づれになって、いつか、京都の街なかを歩いていた。
ひとつの焚火
「まだかい。忠平公のお住居は。――小母さんは、ほんとに、お館のある所を、知ってるんだろうね」