일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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たいらのまさかど

平の将門

吉川 英治

吉川 英治의 平の将門(たいらのまさかど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 232,193자 · 463화면

아오조라 문고

長蛇を追う

彼奴こそ、おれの生涯の仇、貞盛を尋ね出せ」

と、部下の者へ、厳命していた。彼の弟たちも、坂東平野の草の根を分けてもと、血眼になって、行方を嗅ぎあるいていた。

安房、上総から、武蔵へ渡り、そして両毛を徘徊して、田沼の田原藤太秀郷を訪うたということまでは、うすうす分ってきた。

しかし、秀郷の所では、ていよく援助を断られて、どこかへ立ち去ったという噂なのだ。それは、どうも真実らしい。

ただ、その以後が、わからない。まったく、杳として分らない。

「――もし、また、ふたたび、都へ上ったものとすると、ちと厄介だ。いずれ、摂関家などを立ち廻り、ろくな事は、ふれ歩くまい。それならそれで、おれとしても、何とか、都へ手を打たねばならぬが」

と、将門は、それのみを、苦にやんでいた。

彼は、都を知っている。十数年の生活を、都人の中で送り、摂関家の何たるものか、朝廷のどういうものかを、地方人としては、知悉している人間である。それだけに、中央政府というものに、地方の豪族らしくもなく、余計な気をつかうのだった。

天慶元年の二月末――山も野も春めいてきた矢さきである。

「兄者人! 知れましたぞ。