후리가나로 읽는 일본 고전
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しそうとしてのぶんがく
思想としての文学
戸坂 潤
戸坂 潤의 思想としての文学(しそうとしてのぶんがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,809자 · 408화면
学術論文のこの常識への一種の連続、又常識による一種の連絡は、所謂ギャップのない文章となって現われるもので、そこには前にも云ったように、論理的な或いは直覚上の連関が敷きつめられているのであるが、特にこの直覚的連関の方が、学術論文に於て特別な注意に値いするものを持っている。なぜなら、文章に現われた観念と観念とが、直覚的に連関するという場合は、習慣による観念連合が働いているのであるが、この観念連合の習慣は、つまりその観念に就いての常識・常識観念に対応するものであるから、直覚上の連関というものは結局常識をつみ重ねることによる連続であって、前に云った通りそれは決して常識水準を高めるものではなかった筈だ。高々既得の常識水準に足踏みする結果しか得られないわけで、学術上の論文としては何等科学的価値を持たないことになる。――常識水準を高めることが出来る場合は、云わば極めて透察力に富んだ直観が横たわっている場合に限るのであるが、そうした直観はそれ自身、常識水準をば普通の平均値以上に押し上げているものであって、そしてそういう直観ならば、実は之をいつでも論理的な連続に引き直すことの出来るものなのだ。