일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,758자 · 383화면

아오조라 문고

二は、下鳥羽に帰陣して後も、なお淀城の修築などを命じていたほど――秀吉の進撃に対して時間的な過誤を抱いていたことである。

また、その三としては、根本的な彼の肚の問題になる。つまり積極か消極か。攻勢をとるか、守勢を選ぶか。御坊塚へ進出する直前まで、彼の大方針は多分に、岐路を決していなかった。

これは、老臣斎藤利三などの意見も大いに彼を迷わしていたといえよう。利三は、使いをもって二度まで、光秀にこうすすめていたのである。

(ここの御一戦では、どうしてもお味方の不利と考えられます。如かず、秀吉の鋭鋒を躱して、ひとまず坂本まで御退陣の上、江州その他に散在しているお味方の勢を一つに結束し、不敗の陣容を確とかためた上、敵をお邀え遊ばすが、ここにおいては、唯一の良策ではございますまいか)――と。

斎藤利三の献言は、決して理由なきものではない。

一万六千と数えられる明智勢も、その質を見ると、内二割は、山城新附の兵である。これは子飼の士卒にくらべると、断然見劣りがする。あちこちで新たに糾合された未訓練の兵であるから、弱いことは知れきっている。

また部将のうちにも、諏訪飛騨守とか山本山入とか、その他、旧公方家の遺臣だの、丹波武士と称する土豪なども交じっている。